AGC(東京千代田区)は3月18日、ウクライナへの人道支援を行うと発表した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ70万ユーロ(約9100万円)の寄付を予定している。
また、AGC Glass Europe(ベルギー)をはじめとする欧州のグループ会社では、従業員からの募金に上乗せを行い、困難に直面する避難民への支援も行っているという。
AGCグループは、ウクライナにおいて建築用ガラスと自動車用補修ガラスの販売事業を行っているが、現在事業は停止している。ウクライナの従業員24名については現時点で全員の無事を確認しているという。
主に建築用・自動車用ガラス事業を行うロシアにおいては、ガラス製造窯の定期修繕を含めた投資を停止した。自動車用ガラス事業については、現地の自動車メーカー向けの生産・出荷を大幅に縮小。引き続き状況を注視しながら、事業環境に応じた適切な判断を行うとしている。今後、情勢の長期化で業績に大きな影響が見込まれる場合は、速やかに発表するとしている。
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