フォレスト・オオモリ(三重県四日市市)の家づくり 第1回
<工務店のための経営ベンチマーキング塾◎2月8日講師 岩田雅之代表取締役>
2月8日よりスタートする4回シリーズ「工務店のための経営ベンチマーキング塾」。
先駆的な取り組みで圧倒的な存在感を発揮している工務店経営者らから、直接話を聞ける機会です。
第1回講師として2月8日に登場して頂く、フォレスト・オオモリの岩田雅之社長と同社の現在の取り組みについて紹介します。
「一脚の椅子を選ぶところからはじまる家づくり」こんなユニークな提案をスタートしているのがフォレスト・オオモリだ。
四日市市の拠点ではフォレストタウンと称した事務所と店舗を合わせた多目的な空間を展開しているのが特徴。雑貨屋に家具屋、スイーツ店などが揃う。築30年の平屋をリノベーションしたモデルハウス「再創館」では、宿泊体験を実施。オープンキッチンのスタジオでは毎週ように料理教室が開催されている。多目的スペースとして利用される「コミュニティハウスさくら」では、市民によってほぼ毎日カルチャースクールが開かれている。地域と密着に付き合ってきた結果がこの開かれた事務所群=まち、ということになる。
住宅について「身・心ともに豊かになる家づくり」という理念を掲げるフォレスト・オオモリ。身体、心と一般的な順番と逆になっているのは建築屋らしいところだ。代表の岩田雅之さんは、古くからスーパーウォール工法に取り組み構造や断熱にこだわってきた。そこへ岩田さんの昔から好きな家具へのこだわりも加わり、家具も住まい手の生活を豊かにする大切な要素であると説明してきた。椅子はウェグナー、照明はレクリントといった同社のカラーを象徴する家具を購入することができる。住宅購入時に一式そろえてしまう施主が半数以上になるという。
目指す住宅の空間はアアルトだ。加えて、同社が大事にするのはこうした建築家やデザイナーの多くの出身地である北欧の考え。暮らし方や教育方針などである。
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