大建工業(大阪市北区)はこのほど、システム収納の新しい施工方法として『オンボード工法(収納接着工法)』を開発し、提案を開始した。
同工法は、リフォームなどでシステム収納を取り付ける際に、従来のビス固定ではなく、接着により壁面への取り付けを行う施工方法。壁面の指定箇所のクロスを剥がした後に、専用の施工桟を既存の壁に接着固定し、その施工桟にシステム収納を専用金具で固定する。
これにより、従来のシステム収納で必須だった壁下地へのビス固定が不要となるため、既存の壁にビス固定用の合板などを追加施工する必要がなく、工期短縮や工事費用の削減につながる。また、マンションなどで共用部分と見なされる戸境壁など、今まで施工許可が得られなかった場所への設置も可能になる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。