川崎市と住友商事(東京都中央区)はこのほど、感震ブレーカーの普及啓発等を目的として、国が指定する川崎市内の火災の延焼のおそれがある密集市街地を対象に、無償で感震ブレーカーを配布する「感震ブレーカー設置モデル事業」の実施に合意した。対象地区となる川崎区小田2・3丁目周辺地区、幸区幸町3丁目周辺地区の合計200世帯に「簡易式」の感震ブレーカーを無償配布し、アンケート調査を行うもの。2017年1月中に順次配布する。
配付する感震ブレーカーは、生方製作所製「ピオマ感震ブレーカー」。震度5強以上の地震の揺れを正確に検知し光と音で知らせ、地震検知から3分後に分電盤の主幹ブレーカーもしくは漏電ブレーカーを機械的に落とし自宅の電気を遮断する。設置に電気工事等は不要。
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