国土交通省が12月27日発表した11月の新設住宅着工戸数は8万5051戸だった。前年同月比6.7%増で5カ月連続の増加となった。季節の影響を考慮した季節調整済年率換算値では前月比4.2%減の93.7万戸で2ヵ月連続の減少。
利用関係別にみると、実数ベースで持家は前年同月比2.7%増の2万5993戸で10カ月連続の増加となった。貸家も同15.3%増の3万8617戸で、相続税対策の影響が依然大きく13カ月連続の増加。一方、分譲住宅は同1.8%減の2万127戸だった。マンションの減少が響き分譲住宅全体としては3カ月ぶりにマイナスに転じた。一戸建て住宅は同1.8%増で13カ月連続の増加となった。