岩倉化学工業(札幌市中央区)とあいもり(東京都中央区)は、外壁仕上げと断熱施工が同時にできる湿式外張り断熱工法「ビオシェル」を展開する。築数十年の住宅にセルボード(EPS断熱材)を張ることにより、新築同等以上の性能を得ることができるもの。断熱材の裏側に特殊形状を施し、排水機能を備えたことで、外部から雨水等が浸入しても構造体や室内側へ伝わらないよう絶縁する形状となっている。
「ビオシェル」は、日本住宅保証検査機構(JIO)による住宅瑕疵担保責任保険の設計施工基準第3条申請に適合し、通気層無し直張り工法でも長期優良住宅認定が可能。ZEH(ゼロエネルギー住宅)対応でもコスト削減できる。
その特徴は、(1)耐久性を高める外装仕上げと、建物の気密・断熱性能を高める外張り断熱が同時に実現、(2)気中凍結水中融解試験において400サイクル後も問題が無いことを実証、(3)北海道の名産でもある天然素材のホタテ貝殻を建材として生かした環境素材(F☆☆☆☆等級取得)、(4)ホタテの貝殻を焼成することで得られる高い殺菌力により、北側壁面や湿度の高い場所でもカビや藻の発生を抑えることができる、など。
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