城東テクノ(大阪府枚方市)は、炭素繊維とガラス繊維を樹脂で成形した繊維強化プラスチック製の格子筋「FRPグリッド」で既設コンクリート基礎を補強し、耐震性を確保する画期的な基礎補強工法「FRPグリッド基礎補強工法」を展開している。
同工法は、既存住宅基礎の側面に「FRPグリッド」をアンカーピンで固定し、ERモルタルで被覆して一体化させることにより、耐震性を向上させるもの。薬品類を使用せず、床も壊さずに施工することができ、住みながらの施工が可能。補強厚が15mmで済むため施工スペースが取れない狭い場所でも施工できる。配管、雨樋等の外構設備の移動も最低限に抑えることができる。型枠を組む必要がなく、最短3日の短工期を実現する。
「FRPグリッド基礎補強工法」を実施する場合、補強設計は建築士の資格(一級建築士、二級建築士、木造建築士)を有し、「木造住宅の耐震診断と補強方法」講習会受講者でFRPグリッド基礎補強工法技術委員会による所定の講習を受けて認定された人、施工は同委員会による所定の講習を受けて認定された人が行う必要がある。同社はFRPグリッド基礎補強工法設計施工技術講習会を随時開催している。
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