公益財団法人全国防犯協会連合会(全防連、東京都文京区)と一般財団法人ベターリビング(東京都千代田区)はこのほど、防犯性に優れた賃貸集合住宅を認定・登録する「防犯優良賃貸集合住宅認定事業」を開始した。
住宅侵入のリスクが高いと言われる低層賃貸住宅向けの認定制度で、集合住宅を3類型に分類しそれぞれの基準で審査を行う。防犯性の高い賃貸住宅の提供を促進することで、安心安全な暮らしの実現に寄与していくという。
個々の賃貸集合住宅ごとに認定・登録する「個別認定」と、規格化された賃貸集合住宅をあらかじめ認定する「シリーズ認定」があり、認定された住宅はロゴマークを使用できるほか、全防連とベターリビングのホームページ上で公表される。
なお今回、ミサワホームの木質系・鉄骨系工業化賃貸住宅と木造賃貸住宅が、初の「シリーズ認定」を取得した。同社では「防犯優良賃貸」仕様としてラインアップし、安全な住まいの普及に貢献するとともに、オーナーに対して長期安定経営の一助となることを訴求していくという。
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