千葉市を拠点に県内を中心に年間約70棟の注文・分譲住宅を手がけるスタジオ・チッタ(工藤武士代表)は、ヴィンテージの家具・インテリア雑貨・建築パーツまでを揃える複合ショップ「チッタ・マテリアル」を12月20日(火)より千葉市に新たにオープンする。
新店舗は千葉市中央区の同社ビル1階。面積約70m2の売場には、20世紀中頃アメリカを中心に興り、現代の若い施主にも根強い人気があるインテリアデザイン様式 「ミッドセンチュリー・モダン」をテーマに、 ヴィンテージ家具や雑貨、またそれらの風合いにあう新品のインテリア雑貨・什器・建築パーツなど全600点余りを揃える。店舗内装にはDIYでも施工できる床材、サブウェイタイル、塗料、照明プレートなどの部材を実際に採用。屋外にも植栽と組み合わせたウッドデッキや屋根付きのバーカウンターなど空間提案も行い、各種パーツを使った施工請負からDIYの相談まで対応する拠点として設えた。
同社が良いと思う空間デザインに共感してもらえるユーザーとの接点を広げることで、これまでの新築注文住宅の顧客層だけでなく、自宅リフォーム、中古購入+リノベーション、DIYなど幅広い建築需要に応えていく。
また店内では、近隣のアンティーク家具店・喫茶店・木のおもちゃの専門店や千葉県内を拠点に活動するアーティストともタイアップして、各種展示販売やワークショップの開催なども企画する。前テナントの厨房もそのまま生かし、こだわりのドリンクやクラフトビールを提供する「バル」も併設する。
千葉市中心街では千葉パルコが2016年11月に閉店。さらに千葉三越が来年2017年3月に閉店を決めるなど、商業施設の撤退が相次いでいる。工藤武士代表は、「賑やかだった街が人通りも少なくなっていくのは、この街で育った我々にとって寂しい限り。新店舗オープンをきっかけに、地域のつながりを大切にしながら街を活性化することができれば」と話している。
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