カーボン・オフセット推進ネットワーク(CO-Net)は12月9日、東京ビッグサイトで第6回カーボン・オフセット大賞受賞者の表彰式を行った。住宅関連では、環境共棲住宅・地球の会が奨励賞を受賞。佐藤善秀理事が同ネットワーク太田進事務局長より賞状と盾を授与された。
奨励賞に選ばれた地球の会の活動名は「広げよう!深めよう!繋げよう!緑のバトン『木の家づくり』を通じたカーボン・オフセット運動」。地球の会に加盟する全国の地域工務店11社と建材会社2社がカーボン・オフセットに取り組んだ。大半の会社がカーボン・オフセットの知識がほとんどない状態から地域で実現可能な循環の在り方を模索しながら、87万トンのカーボン・オフセット量を達成した。自走で取り組みの輪を広げることができる体制を整え、さらなる拡大が期待できるとして評価された。
佐藤氏は「カーボン・オフセット運動が目的ではない。これは、地域工務店の山との連携、循環型社会に向けた入り口であり、一つの手段である」ことを強調。全国の工務店が取り組む意義があると提言した。
今後は地球の会全体の事業としてこの運動を広げ、環境保全、循環型社会の構築につなげていきたいとしている。
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