積水化学工業(大阪市北区)は12月12日、これまで開発・準備を進めてきたフィルム型リチウムイオン電池事業を開始すると発表した。同事業を次代の成長を担う戦略事業として位置付け、まずは定置・住宅向けに拡販を図る。また、2020年以降の車載向け蓄電池市場への参入を目指し、製品開発に注力する。
同社が開発したフィルム型リチウムイオン単電池は、京セラ(京都市伏見区)から来年1月2日に発売される住宅用蓄電システムに搭載される。また、同社が来年1月2日に発売するセキスイハイム新商品「スマートパワーステーション“100%Edition”」に京セラの同システムを採用する。