地盤ネットホールディングス(東京都千代田区)はこのほど、同社子会社の地盤ネット総合研究所(東京都千代田区)が集計した、日本全国の「地盤安心スコア」集計による47都道府県「いい地盤ランキング」を発表した。
同ランキングは、地盤総研が保有する「地盤安心スコア」集計データ1億6032万3397地点から、「建物用地」に該当する1094万2902地点を抽出し、都道府県単位で「地盤安心スコア」の平均点をランキングにすることで、地盤を「見える化」したもの。
ランキング首位は沖縄県(82.754点)。那覇市をはじめ、琉球石灰岩と呼ばれるサンゴ礁が固まった岩の大地と丘陵地が広く分布しており、低地の町の沿岸大都市と比べて良い地盤のエリアが多いことから第1位となった。
第2位は群馬県(78.998点)。高崎市や前橋市など、関東山地の火山からもたらされた火山灰などが平坦な台地を作っているエリアが多いことから高スコアとなった。
第3位は福島県(78.903点)。浜通りには古い時代の丘陵や台地の地盤、内陸部も阿武隈山地や奥羽山脈に囲まれた扇状地など川が運んできた砂礫の地盤からなり、良好な地盤のエリアが多いことから第3位となった。
全国平均は70.3点だった。
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