建設・不動産関連の資格取得スクール「総合資格学院」を運営する総合資格(東京都新宿区)はこのほど、11月30日に合格発表された2016年度宅地建物取引士試験(宅建士試験)についての分析を発表した。
今年の実受験者数は19万8463人で、前年比3500人以上の増加となった。合格率は昨年同様の15.4%、合格基準点は昨年よりも4点高い35点だった。
実受験者の内、女性受験者数は前年比2575人増の5万9753人となり、過去20年での最大値を更新した。また、合格者の職業別構成比では「学生」が1.3ポイント増の11.1%となり、2007年度以来初めての11%台を記録した。
今年の試験では、昨年度の試験と比較して新規出題項目からの難問は減少したものの、権利関係や宅建業法を中心に、より「宅地建物取引士」の実務に必要な知識を問う問題と、応用力を問う問題が中心となった。
総合資格学院の基準を達成している現役受講生の宅建士試験合格率は88.2%だった。
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