ニチハ(名古屋市)は、同社の内外壁材を使用した施工作品を対象とした「NICHIHA SIDING AWARD2016」の受賞作品を発表した。応募総数319作品の中から、住宅部門、非住宅部門のグランプリなど22作品が選出された。
住宅部門のグランプリは、建築家ユニット4名による福島県矢吹町の復興公営住宅「矢吹町中町第二災害公営住宅」が受賞。コストパフォーマンスの高さと、雁行配置された住戸ユニットの戸建て住宅的な雰囲気に外装がマッチしている点が評価された。
非住宅部門のグランプリは、桑原聡建築研究所による岩手県八幡平のサービス付き高齢者住宅「オークフィールド八幡平」が受賞。凹凸のあるファサードに4種類のサイディングを張り分け、街道沿いの集落のような美しい景観をつくりだした。
同コンテストは、新築住宅の約7割に採用されている窯業系サイディングの外観デザインと施工品質の向上という観点から開催。住宅外観の参考事例として活用されることを目的としている。
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