インテグラル(茨城県つくば市)は12月下旬、「ホームズ君 省エネ診断エキスパート『すまいのエコナビオプション』」の新バージョンを発売する。
建築物省エネ法の省エネ基準では、建物が日影にならないことを前提として外皮性能・一次エネルギー消費量を定めているため、実状と異なることがあった。
そこで新バージョンでは、動的熱負荷計算エンジン「EESLISM」(工学院大学・宇田川光弘名誉教授らによる設備を含めた建築熱環境制御システム)と連携。建物の断熱仕様と敷地の立地条件を入力するだけで、省エネ基準に基づく外皮性能や実状に沿った日射取得量を計算する。さらに、蓄熱性能(熱容量)、暖冷房運転スケジュール、在室人数、内部発熱、換気経路等を考慮した暖冷房負荷計算・室温計算も簡単に行えるという。
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