LIXIL(東京都千代田区)が提供する高性能パネル「スーパーウォール工法(SW工法)」を採用する工務店、販売店などで構成する全国SW会(会長:石川誉興アーバンハウス代表取締役)は11月11日、東京都内で「大勉強会」を開催した。約500人が参加した。石川会長は冒頭のあいさつで、昨年掲げた2017年4月~2018年3月の年間棟数を2000棟とする目標を再確認し、「ナショナルブランドにしていく」と強調した。
ブランド強化に向けた取り組みとして、熊本地震などでの地震対策へのニーズの高まりを受け、耐震等級3と制震を標準化する方針を発表。2017年4月からまず東北以南で順次取り組みを開始する。
同会の2015年10月~16年9月の実績は1144棟で、前年同期比14.4%増。昨年11月に2015年10月~17年3月で1500棟とする目標を掲げたが、現在の予測ではそれを大幅に上回り、1750棟まで伸びる見通しだ。
今後の具体的な施策として、住宅商品「TORETTIO(トレッティオ)」を使った販売手法の確立、パッシブ手法を取り入れた高性能ZEH、女性の勉強会「ブリリアント会」を中心とした多角的なアプローチ―を進めていく。また、新たに会員増に向けた委員会も設置し、新規会員の増強にも力を入れていく。
勉強会では実績を上げた会員工務店による優秀事例を共有。目標の達成に向け、まず453社全社着工に取り組んでいくことを確認した。
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