三菱電機(東京都千代田区)は、11月9日より開催の「三菱アドバンストソリューション2016」で、同社の技術・製品とIoTを活用したソリューションや取り組み事例の展示発表を行っている。
住宅分野では、兵庫県尼崎市に建設中のスマートタウン「ZUTTOCITY(ズットシティ)」におけるIoT技術とクラウド基盤を活用したEMS(エネルギーマネジメントシステム)サービスを紹介。
「ZUTTOCITY」は、敷地面積8.4ha、JR塚口駅から徒歩2分ほどの立地にマンション(1200戸)、戸建て住宅、商業施設、駅ビルなどが併設されたスマートタウンで、今年4月にマンション247戸と戸建て住宅71戸が竣工している(全体の竣工は2018年3月予定)。
簡単で身近な省エネ環境を実現するために、家庭でのHEMSサービス利用の中心をテレビにし、子供から高齢者まで気軽にエネルギーマネジメントに参加しやすくした。また、電力の見える化だけでなく、IoT技術を活用し街で利用している様々なサービスや防災・交通・地域情報などの住民サービスもニーズに合わせて常に最適な状態で提供可能になる。
同社では、「ZUTTOCITY」での実績ができたことで、同様のスマートタウンを他地域にも広げていく考え。
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