ダイキン工業(大阪市北区)と日本電気(NEC、東京都港区)はこのほど、AI(人工知能)・IoT(Internet of Things)技術を用いて、空調をはじめとした設備を高度に制御することで、知的生産性の高い空気・空間を実現するための共同研究に取り組むことで合意した。
同研究は、昨年オープンしたダイキン工業の技術開発拠点「テクノロジー・イノベーションセンター」において行われるもので、実際のオフィスや実験室を活用した実証を通じ、知的生産性を高める空気・空間ソリューションの提供を目指す。
研究内容は、(1)NECのAI技術で室内の温湿度を学習・予測し、その結果をもとに空調や照明、その他オフィス設備を最適な状態に自動で制御することで、快適性と省エネ性を両立、(2)人の状態(ストレス、心理要素)の見える化や、個々のオフィスワーカーのバイタルデータ(血圧、心拍数等)を加味した温湿度、照度との相関関係の研究を実施、(3)個々のオフィスワーカーの業務内容と心身状態に相応しい環境をダイナミックに構成し、知的生産性を高める空気・空間を創出、の3点を挙げている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。