LIXIL(東京都千代田区)はこのほど、東京・大阪・愛知の20代〜60代の主婦1500人を対象に、防犯意識や施錠の実態についてのアンケート調査を実施した。外出時の施錠実態についての質問では、「必ず施錠する」が52.3%、「施錠しないことがある」が47.7%となり、約半数の主婦は無施錠で外出することがあると分かった。「施錠しないことがある」の内訳をみると、31.9%が「5分以上の外出」でも無施錠で外出することが明らかになった。
無施錠で出かけることがある主婦が、鍵をかけずに出かける範囲は、「近所のゴミ捨て場まで(5分以内程度)」が33.0%、「近くのコンビニまで(10分以内程度)」が11.3%、「スーパーでのお買い物まで(30分以内程度)」が11.0%だった。鍵をかけずに出かける理由は「すぐ戻ってくるつもりだから」が47.3%で最も多かった。
自分の防犯意識についての質問では、主婦の62.5%が「自分の防犯意識が高い」と自認していることが分かった。防犯対策として普段行っていることは「施錠の確認」(64.0%)、「近所付き合い」(55.5%)、「窓を開けて寝ない」(36.3%)が上位だった。
警察庁の調べによると、一般住宅の侵入窃盗の侵入場所は、「窓」が最多(一戸建て=55.2%、共同住宅=51.2%)、次いで玄関などの「出入り口」が多くなっている。また、侵入方法は、「無締り(むじまり)」が最多(一戸建て=46.5%、共同住宅43.8%)、次いで「ガラス破り」となっている。
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