国産材にこだわった単板および合板の製造・販売を手がける滝澤ベニヤ(北海道芦別市)は、クラウドファンディングサイト「READYFOR?」を通じて、自社オリジナル合板『ペーパーウッド』を使ったインテリア製品の開発資金を募るプロジェクトを9月30日に開始した。開発した新製品は、2017年1月にフランス・パリで行われる展示会「メゾン・エ・オブジェ」で公開する予定。
『ペーパーウッド』は、同社がデザイン会社のDRILL DESIGN、FULLSWINGと共同で開発に取り組み、プロダクトブランド「PLYWOOD laboratory」の元で展開するもの。色とりどりの再生紙と北海道産の木材とを交互に貼り合わせた独自の素材で、塗装などの“後加工”をしなくてもカラフルな色合いを活かした製品づくりができる。従来の合板にはなかったカラフルな木口とデザイン性が高く評価され、グッドデザイン賞などを受賞している。
今回のクラウドファンディングでは、目標金額を50万円に設定。支援金額に応じて、自社開発製品などをリーズナブルな価格で提供するリターンを用意する。募金期間は11月4日23時まで。
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