効率のいい顧客管理が営業力に
『工務店向けクラウド』では、追客、OB客、アフターなど階層の違う顧客を1つのデータベースで管理し、必要に応じて抽出して使うことができる。これも業務の効率化を実感する便利機能だ。
「残念ながらまだ多くの工務店さんは、予定や顧客情報を人(社員)が抱えており、会社の資産として活用し切れていません。クラウドで情報共有をすることで、人の記憶に頼った不確かな顧客対応から抜け出し、社内全体で確実にフォローできる営業体制を築くことができます」。
過去の工事台帳や顧客情報をダンボール箱に紙ベースで保管していた会社からは、「顧客管理の機能だけで元が取れる」「4時間かかっていた資料探しが3分に短縮した」といった喜びの声があがっている。
それだけ情報の管理+共有は企業にとって一大事であり、営業力を左右する重要なポイントになるということだ。
営業力の次は利益もアップ
また、ハードルが高いイメージがある実行予算・利益管理も、クラウドを使えば意外とスムーズに取り組める。まず目標金額を定め、工事の進行とともに生じる粗利の誤差をリアルタイムで確認し修正していく。これをやることで確実に利益を残し、自社を「儲かる体質」に変えることができる。何より、工事が終わるまで黒字か赤字かすらわからないという不安が消える。
当然だが、利益が増えれば5年後、10年後のための投資にも回せる。「厳しい時代を迎えるいまこそ、クラウドを活用してぜひ利益拡大に挑戦してほしい」と郡さんは言う。
同社では、訪問体験会や無料トライアルも実施している。詳しくはホームページ(https://komuten.jp)で確認してほしい。
「タイムリーな予実管理が便利です」
■ 株式会社山田建設様(神奈川県横浜市)
実行予算と工事原価の差異を工事途中に把握したいと思っていた当社にとって、まさに望んでいたツールでした。工事全体の粗利だけでなく、工種毎にも粗利や予実差が確認できるため、原因の究明ができます。それにより次の工事で調整し、工事全体の利益へと繋げられるのが大きな利点だと思います。
「大事なデータを救ってくれました」
■ 建幸工房シムラ様(東京都青梅市)
過去の修繕履歴や図面など、外出先で使う場面は多いですね。とくにクラウドの良さを1番実感したのが、オフィスへの落雷でパソコン3台、サーバ1台、バックアップ専用ハードディスク1台が壊れてしまったとき。そんな状況でもスマホやタブレットで翌日から使う図面や見積など必要なデータを簡単に取り出せたので、仕事に支障は出ませんでした。
- 複数ソフトの習得や管理の手間、コストがかからず、営業力+利益をアップ
- 天災やセキュリティに強い。パソコンが壊れても必要な情報はいつ・どこにいても管理・閲覧できる
- 情報共有や帳票作成にかかっていた業務が効率化するので、少ない人員でやりくりできる
クラウド事業部
郡章さん
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