インテリアコーディネーター/
コンシェルジュ
小濵明子さん
セキスイデザインワークス(東京都新宿区)の小濵明子さんは「これからの工務店さんにはECサイトを活用して魅力的なインテリア・エクステリア資材を独自に入手し、自分たちらしさを発信してほしい」と提案する。ECサイト、しかもインテリアやエクステリアの、と聞くとつい苦手意識がはたらくが、そこには工務店の家づくりを豊かにする可能性が広がっている。
横並びのジレンマから抜け出す
いまZEHに積極的に取り組むことで差別化に成功している住宅会社も、それが当たり前になる2020年には他社との横並びは避けられない。国が示す規準・方向性をきっちり押さえながら、どこかで差別化を図り、自社のカラーを地域に発信しなければ、工務店は毎回この手の悪循環にはまってしまう。
そのジレンマから抜け出すためには、いままで以上に「付加価値の高い家づくり」に挑戦する必要がある。
ライフスタイル提案で差をつける
では、どこで付加価値をつければいいのか。
「一番手を抜きがちなインテリアとエクステリアが実は、住まい手のライフスタイルに直結する、一番付加価値をつけやすいところです。もっと言えば、インテリアやエクステリアにまで踏み込んだ提案で差別化を図らなければ、生き残れない時代になるかもしれません」と小濵さんは言う。
たとえば門まわりだ。「外壁の素材やデザインにはすごく凝るのに、門まわりは一番安いので十分、あるいは外構屋さんに丸投げというケースも少なくありません。けれども、住まいの顔である門まわりがおざなりだと家全体の印象がぼやけ、魅力が半減します。逆に門まわりさえピシッと決まっていれば、かけた手間やコスト以上に家のグレードが上がって見え、住まい手の満足度と地域での評判も上げてくれるのです」。
プロが厳選したウェブショップ
インテリアやエクステリアにまで踏み込んだ提案をすることで付加価値がつき、差別化につながるなら1日でも早く取り組みたいところ。
だが、肝心のアイテムの選び方、買い方がわからない——。そんな工務店に向けてセキスイデザインワークスは、インテリアとエクステリアのこだわりアイテムが買えるECサイト『SEKISUI DESIGNWORKS WEBSHOP』を新建ハウジングと共同で展開している。
「単なるモノ売りではなく、インテリアとエクステリアのプロである私たちが、確かな選定眼でセレクトした商品を特別価格で販売するのが最大の特徴です」と話す。
インテリアとエクステリアのECサイト「SEKISUI DESIGNWORKS WEBSHOP」
[取り扱いアイテム]
インテリア:家具、収納、ベッド、ドレッサー、照明、インテリア小物、窓まわりなど
エクステリア:ポスト、照明、ハウスサイン、水まわり、ガーデンファニチャー・雑貨、アウトドアなど
入手しにくい輸入品も簡単に
取り扱いアイテムは、ソファ、テーブル、ベッド、収納、照明、ポスト、ガーデンファニチャー、サイクルスタンドなどで、いずれも「暮らしをより快適に、より楽しく」をモットーに厳選したもの。
可動式間仕切り収納「FAMO — S(ファーモ エス)」、遮熱ネットフレーム「スマート窓クール」のようなセキスイグループならではの技術力を生かした商品をはじめ、家具やガーデンアイテムなど各分野のマニアに自慢できる高機能・ハイセンスなアイテムが揃う。特別な入手ルートが必要な輸入品も、ここでなら容易に出会え、しかも直接購入することができる。
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