安全靴や作業着等を製造・販売するミドリ安全(東京都渋谷区)は、女性が安全で快適に働ける環境づくりを目指すとして、「働く女性プロジェクト」を発足、このほど、プロジェクト第一弾として実施した建設現場で働く女性へのアンケート調査の結果を公表した。アンケートは、2016年7月25~26日に実施、建設現場で働く女性152名から回答を得た。
「あなたが勤めている会社では女性の活躍を推進する取り組みをしていますか」の問いには、31.6%が「行っている」と回答。一方、「現在は行っておらず、今後も行う予定はない」との回答も22.4%にのぼった。
「建設現場で女性がより活躍するために今以上に必要だと感じるものは」の問いには、「男女平等な昇給チャンス」が53.3%で最も多かった。次いで「現場での女性用トイレの設置」(52.0%)、「妊娠・育児中のフォローアップ」(43.4%)と続いた。
建設業における女性の活躍について国土交通省では、平成26年8月に、建設業に携わる女性技術者・技能者を5年以内に倍増することを目指し、「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を官民共同で策定している。平成27年度からは「『もっと女性が活躍できる建設業』地域推進事業」を創設し、企業や関係機関の協働による地域ぐるみの取り組みへの支援、ポータルサイトの開設やセミナーの実施等を行っている。
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