再生可能エネルギーの買い取り制度(FIT)による来年度以降の買い取り価格の検討が始まった。
買い取り価格に関する意見をまとめる国の「調達価格等算定委員会」の今年度初めての会合が10月4日、開かれた。経済産業省は、価格目標に関する事務局案を提示。住宅用太陽光の売電価格は、2019年でFIT価格が家庭用電気料金(24円/kWh)並み、2020年以降、早期に電力市場価格(11円/kWh)並みに、非住宅用太陽光は、2020年までに発電コスト14円/kWh、2030年までに同7円/kWhまで引き下げることを目指す。
FITは来年4月1日から新しいルール下で運用される。これまで同委員会では、買い取り価格・期間や買い取り区分に関して検討してきたが、新制度下では「価格目標」「複数年度価格設定」「入札対象電源(電源規模)」「入札実施指針」なども検討の対象になった。
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