戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(東京都墨田区)は9月27日、2010年10月から提供開始した次世代の地盤調査方法「スクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)」の実績が今年9月に累計20万棟を突破したと発表した。
SDS試験は、同社が地盤事故ゼロを目指して開発した独自の地盤調査方法。現在主流のスウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)では、地盤がどんな土で構成されているかを音や感触によって判別するのに対し、SDS試験では、回転トルク値などのデータを総合的に分析することで、より正確な土質判断が可能になる。
同社はSDSの理論を活かして、今年6月から宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと、月面でも利用可能な地盤調査技術の確立に向けた共同研究を行っている。
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