差別化とは「やらないこと」を明確にすること
また、差別化は一点で行うものではなく、差別化ポイント(強み)の組み合わせによってで雪だるま的に大きくし、簡単には真似のできないユニークなスタイルを構築することを目指します。
逆に言えば、差別化ポイントをたくさん導入しても(FCやノウハウ販売によって)その組み合わせに「一貫性」がなければ、雪だるまとならずスタイルも構築できないということになります。そんなつくり手も姿を見ることも少なくありません。
そう考えると、差別化とは「やらないことを明確にする」ということで、それイコール「「フォーカス」(絞り込み)ですが、これはとても勇気がいることです。
フォーカスへの不安の中で心を強く持つには、価値観や美学、そしてそれを社員や顧客に伝える理念・ビジョンが必要です。
また、一貫性を保つ者も価値観や美学、理念・ビジョンです。
つまりは結局、価値観・美学が差別化の基本だということで、それを持たない会社や経営者が「真に」差別化をするのは難しいと考えています。
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