東京工業大学建築学科卒の3人が立ち上げたベンチャー企業のトラス(東京都品川区)は9月1日、基本設計、実施設計段階で建材を選択する建築設計関係者をユーザーとして想定したプロ向けのクラウドサービス「建材選択クラウドtruss(トラス)」を開設した。現在、「外皮」部分の建材についての選択システムを公開しており、順次選択できる建材を追加していく。建築設計関係者は無料で利用可能。建築設計関係者以外の人には、今後、有料で利用出来るよう対応する。
「トラス」は、建材メーカー各社が製造販売する商品を、カタログ上で公開されている性能や値段によりグラフ上に点としてプロットし、全体的な製品の分布、どの程度性能が異なるのかを一目で分かるようにレイアウトしたもの。グラフ上の点をクリックすると、クリックした近辺にある商品の一覧が画面下に配置され、詳細な数値等の比較が可能となる。
外観やテクスチャーが重要な建材については写真から選ぶこともできる。また、選択した建材を組み合わせて仕上表をドラッグ&ドロップで作成することも可能。作成した仕上表はexcelファイルでダウンロードできる。現在は、内部仕上表、外部仕上表の作成に対応しており、建具表、空調設備器具表、衛生設備器具表の作成機能を追加予定。
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