ファナティック(宮城県仙台市)は10月1日、ドローン事業“Timid Drone Team”で、ドローンによって撮影した建築物やその周辺の写真画像を3次元のデジタルデータに変換する「3次元データ制作実験」を開始する。
同社はこれまで、オープンソースのソフトウェアや、ドローンのオートパイロット機能を活用し、データ収集から解析に至る研究を進めてきた。近年では、最新のソフトウェアの応用と、ドローン空撮によるキーポイント画像の精度の高さによって、3Dマップ化の工数を減らしつつ詳細なデータを残すことが可能となっており、コスト面でも手の届く範囲に近づけることができているという。
ドローン空撮を用いた三次元データ制作によって、リアルな空間や建物をコンピューター上の3Dデータに再現することで、VRへの応用や3Dプリンターへの活用を進めることができる。
同社では、観光地の3Dマッピングや地域の防災マップ、建築物の測定、地形・地質調査など、具体的な活用方法が決まっている場合の依頼をはじめ、各種の問い合わせを積極的に受け付ける。
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