YKK(東京都千代田区)はこのほど、黒部事業所の「YKKセンターパーク ふるさとの森」を中心とした活動で、SEGES(シージェス、社会・環境貢献緑地評価システム)「そだてる緑部門」の初回認証時最高位となるExellent Stage3の認証を取得した。9月14日、同事業所で式典を行い、SEGES評価・認定委員会から認証状を授与された。
地域開発や田園整備により黒部市の森や湿地、生き物が姿を消す中、同社は創業75年を迎えた2008年に創業社長の理念「森の中の工場」の実現に向け、黒部事業所内に森と水辺を造ることを決定。黒部川扇状地に原生していた樹木の種子を用いた苗作りや20種約2万本の植樹に取り組み、現在では「YKKセンターパーク ふるさとの森」内に絶滅危惧種・希少種の16種を含めた様々な生き物の生息を確認している。
今回の認証取得の評価ポイントとしては、(1)創業者の「森の中の工場」の理念を具現化(緑地担保性の実績)、(2)緑地の連携機能をはじめ多様な環境配慮(地域生態系機能)、(3)産業観光施設センターパークの通年公開と樹林地等の一般開放による環境教育への貢献(緑地の開放)、の3点が評価された。
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