三栄建築設計(東京都杉並区)は9月8日、2014年11月19日に特許庁へ出願した「三栄式羽子板ボルト」(出願番号:特願2014-234394)が特許を取得したと発表した。特許番号等は現在発行待ちとなっている。
三栄式羽子板ボルトは、従来の羽子板ボルトの弱点だった「木の伸縮(木痩せ)によるナットの緩み」を防止するために「スプリング」を搭載したオリジナル金物。建築金物メーカーのカネシン(東京都葛飾区)と共同で開発した。
同製品の特徴は、(1)スプリングが木の変形(木痩せ)に最大7mmまで対応し、その特徴を活かすため板部を立ち上げ、スプリング自体の歪みや広がりを防止、(2)ボルトに設けられた板部の立ち上がりが六角ボルトの頭の形状にフィットし、位置を安定させ、空回りを防止、(3)板部に同社の刻印を打つことにより確実な施工が可能となり、社内検査におけるチェックが目視で容易に行える、など。
同製品は2015年度グッドデザイン賞を受賞している。
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