フリーダムアーキテクツデザイン(東京都中央区)は9月1日、住宅性能評価センター(東京都新宿区)、大塚商会(東京都千代田区)、オートデスク(東京都中央区)との協業で4月から進めてきた、オートデスクのBIMソフトウェア「Auto Revit」のBIMデータを使用した建築確認申請で、国内初の確認済証が8月に住宅性能評価センターから1件交付されたと発表した。
これまでの建築確認申請では、審査に必要な平面図や配置図など複数の2次元図面の不整合がある場合や、BIMで設計された際は、別途建築確認申請用の2次元図面を作成しなければならないなどの手間がかかっていた。
今回の協業で開発したひな形を用いたBIMデータを事前相談で使用することで、一つのデータから複数の図面が自動的に作成され、各図面間の整合性が保たれることから、審査の品質と効率の向上が期待できる。また、申請用の2次元図面を作る必要がなくなることから、準備の負担が軽減される。
4社は今後もBIMデータを使用した申請・審査プロセスの確立と普及を目指して協業体制を継続する。
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