熊本県は、熊本地震の被災者支援として住宅の自主再建のためにコストを抑えた「くまもと型復興住宅」の提案を進める。1棟目のモデル住宅の建設が8月30日、同県益城町のテクノ仮設団地内で始まった。11月下旬に完成する予定。
「くまもと型復興住宅」は、熊本の地域産材を活用した良質でコスト低減に配慮した木造住宅として、県内の建築団体などで構成する「熊本県地域型復興住宅推進協議会」が認める住宅。
モデル住宅は、延べ床面積約80m2の木造平屋建て、2LDK。耐震性能は建築基準法で定める基準の1.5倍相当の「耐震等級3」。販売予定価格は税別1000万円。事業者は熊本工務店ネットワーク(KKN)。
今回のモデル住宅では、木材については熊本県森林組合連合会から、畳表については熊本県畳工業組合から提供を受ける予定。
※9月2日に品川で開催する当社主催セミナーで、エバーフィールド久原社長に「くまもと型復興住宅」も紹介していただきます。
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