ビルダーズシステム研究所(東京都港区、鵜澤泰功社長)は5月9日、住宅産業のイノベーションに必要な情報やソリューションを提供するビジネスプラットフォーム「アカデメイア」(ACADEMEIA)を開設した。
当面は、①ウェブサービス②iPadツール③セミナー④コンサルティング⑤規格住宅商品⑥住宅エスクローシステム―などのソリューションを提供する。
ウェブについては、サービス内容を紹介するホームページのほか、ツイッターやフェイスブックでも最新情報を提供。特にフェイスブックページは「未来議論」と名付け、「住宅業界のこれから」を議論する場とする。無料の電子ブック形式の住宅業界向け経営・技術情報誌「未来通信」も隔月で発行する。
iPadツールとしては、「TAPHOUSE」(タップハウス)と呼ぶ規格住宅の企画やライフプランニング、住宅ローンシミュレーションなどをiPad上で行うことができるアプリケーションを開発した。
セミナーはリアルの対面方式のほか、ネットの生中継・アーカイブでも提供する。
コンサルティングは、これから不可欠になる「銀行いらず経営」の提案・指導を当面の中心とする。
住宅エスクローシステムは、グループ会社の日本モーゲージサービスが提供。建築資金を信託口座で保全、出来形に応じて建築会社・資材会社の口座に入金することで、施主・建築会社・資材会社のリスクと事務・管理負担を軽減する。
対面での情報発信やコンサルティング、交流も重視、その場として東京・西新橋に「東京アカデメイア住宅産業イノベーションセンター」をオープンした。セミナー会場として、交流の場「サロン」として会員に開放する。
その他のサービス内容についても常時追加・更新し、登録者に発信していく。情報やソリューションを持つ企業や個人が、それを「アカデメイア」を通じて業界に提供し収益を得ることができるしくみも準備中だ。
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