国土交通省は8月26日、住宅建築行政が直面する環境対策、長寿命化対策、安全対策等の解決に寄与する先導的技術開発を支援する2016年度「住宅・建築物技術高度化事業」の採択提案を公表した。「環境対策や健康向上に資する技術開発」9件、「ストック活用、長寿命化対策に資する技術開発」5件、「防災性向上や安全対策に資する技術開発」11件の計25件が選ばれた。
環境対策や健康向上に資する技術開発では、「省エネルギー・環境負荷削減に寄与する高機能フィルムを用いたガラス複合体の開発・評価」、「住宅とロボットが一体となって実現する環境・健康サポート技術の開発」などが選ばれた。
ストック活用、長寿命化対策に資する技術開発では、「実環境下における仕上げ材付きコンクリートの中性化進行の非/微破壊評価と外観維持型鉄筋腐食抑制技術の開発」、「難燃処理木材外装の経年劣化を考慮した防火性能評価手法の技術開発」などが選ばれた。
防災性向上や安全対策に資する技術開発では、「安価で施工性がよく変形追随性に優れた木造用耐震デバイスの開発」「人的被害および避難者数の大幅低減を目的とした耐震シェルターの開発」などが選ばれた。
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