家づくりバックアップ研究会(代表:三菱商事建材、事務局:ダイテック)が開催しているZEH対応大型パネル工法の説明会が好評だ。8月5日の熊本会場は満席となる盛況ぶりだった。
家づくりバックアップ研究会は、ZEH対応や耐震強化など木造住宅技術の高度化に伴って負担が増す工務店・ビルダーをハード、ソフト両面でサポートすることを目的に発足した建材商社、メーカー、IT会社連携の業界横断的組織だ。三菱商事建材が開発した大型パネル工法をサービスの核に高性能な木造スケルトンをワンストップで供給する。
同工法は、三菱商事建材が各地の地場ビルダー、工務店と一緒に2年間検証して実現にこぎつけたもの。平面図、立体図などの意匠データを送ると、三菱商事建材が「パネル割り」を行い、その情報をもとに参加する各企業が部材の見積もりを返す仕組み。それに基づいてパネルを製造し、スケルトン建設までを三菱商事建材がサービスとして提供する。
見積もりのための図面作成には、福井コンピュータアーキテクトの3次元建築CADを使い、情報のやりとりは、ダイテックの工務店向けクラウドコンピューティングサービスを使う。
参加企業は、前出の三菱商事建材、福井コンピュータアーキテクト、ダイテックのほかに、YKKAP・アルシス(サッシ)、旭化成建材(断熱材)、テクノエフアンドシ―(パネル製造)の計6社。6社が連携することにより、職人不足の解消やコスト抑制にも貢献する。
家づくりバックアップ研究会では、同工法・サービスの説明会を今後も実施していく。現在開催が決まっている説明会は次の通り。9月2日東京都、9月9日熊本市、9月16日千葉市、9月23日さいたま市、9月30日立川市。時間はいずれも14時~16時30分。参加費無料。詳細・参加申し込みはこちらから。
問い合わせは、TEL03-6262-3225(ダイテック セミナー担当)まで。
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