建設・不動産関連の資格取得スクール「総合資格学院」を運営する総合資格(東京都新宿区)は、8月23日に合格発表された2016年度2級建築士学科試験の分析を発表した。
今回の受験者数は2万57名、合格者数は8488名、合格率は42.3%だった。合格者数、合格率ともに大幅な上昇を示しており、合格率は過去10年で最高値を記録した。
合格者属性別割合では、近年増加傾向にある24歳以下の合格者割合が46.9%(前年比0.3ポイント減)で依然高い割合を保った。一方、40歳代と50歳以上の合算値が過去15年以上で初めて13%を上回り、合格者全体におけるベテラン業界人の占める割合の増加が見てとれた。
学科試験の内容は、例年同様、新傾向・新技術・法改正を含む問題や、実務的な問題、1級建築士試レベルの問題も出題されたほか、図の読み取りや公式に関する内容などの目新しい問題も目立ち、受験生の深い知識が問われる問題構成となった。
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