建設・不動産関連の資格取得スクール「総合資格学院」を運営する総合資格(東京都新宿区)は、8月17日に合格発表された2016年度1級土木施工管理技術検定学科試験についての分析を発表した。
今年の学科試験受験者数は3万5340名で、前年度から470名減少した。合格者数は1万9454名、合格率は前年比約0.4ポイント増の55.0%だった。担い手確保を目的とした政府の各種支援制度の実施と、企業の資格取得支援により、「合格者年齢の上昇」および「女性割合の増加」の傾向が見られた。学科試験の内容では、難易度の高い問題が随所に出題されたことで、合格基準が事前公表値の39点(正答率6割)から37点に下方修正されるなど難化傾向が続いた。
総合資格学院の基準達成現役受講生の合格率は91.5%、現役通学受講生合格率は83.8%だった。同学院は今後、実地試験受験に向けて「1級土木施工管理実地講座」など、各種試験対策講座を順次開講する。また、学科試験からの受験生に向けた講座も多数開講予定。
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