一般財団法人ベターリビング(東京都千代田区)はこのほど、住宅における良好な温熱環境の実現を目指し、新たに「住宅における良好な温熱環境実現研究委員会」を設置した。
2016年度からの2年間にわたり、住宅全体の高断熱・高気密化や浴室などの水回り空間におけるヒートショックへの対応策などを検討する。
新築住宅では、省エネルギー対策を目的とした断熱・気密性能の強化によって温熱環境が整いつつあるが、既存住宅では満足できるレベルに達していない場合も多い。研究委員会で検討した対応策などを普及させることで、冬場に入浴中の高齢者に多発する重大事故の減少などへつなげていきたいという。
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