日本最大級の建築家ネットワークを展開するアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ、東京都港区)は、空き家の有効利用および移住・定住の促進にむけて、一般社団法人日本建築設計学会(大阪市北区)による「空き家調査プロジェクト」にスタッフを派遣するなどのサポートを行う。
同プロジェクトによる調査は、福井県鯖江市が空き家のより詳細な実態把握やデータベース化を進めるため、日本建築設計学会に業務委託したもの。8月上旬の3~4日間で行われ、26軒の空き家を対象に、建物概要の把握、間取り図・配置図の作成、空き家のマッピングおよびデータベースの作成、空き家利活用プランの作成、改修費(耐震補強工事費含む)の試算などを予定する。
調査の結果を活用し、市の補助の下にITインフラの整備およびリノベーションを行ない、民間ベースでのマーケティング・管理によって空き家をオフィスや短期滞在住宅などに利活用することが構想されている。
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