募集は終了しました。
エコハウス設計塾
「 Q値1.6以下、エコハウスの最適解を学ぶ」
講師
松尾和也 松尾設計室
超断熱気密躯体にパッシブデザイン・自然エネルギーを組み合わせ、快適・健康・経済・環境持続性までを満たす「エコハウス」。その可能性に住まい手からも大きな注目を集める一方で、建築地の気候や敷地条件による定量的判断が必須となり、現場ではさまざまな誤解が生じていることも指摘されています。今回好評連載頂いている松尾和也さんから、ワークショップを通じて参加者に合わせたエコハウスの最適解を紐解きます。
スケジュール
日時: | 9月21日(水) 、10月19日(水)、11月17日(木)、12月14日(水) 全講座 13:00-17:00 |
場所: | 新建新聞社1階 (東京都千代田区紀尾井町3-27) |
参加費: | 1社2名様につき 129,600円(税込) |
主な受講者対象
・ 工務店経営者および基本性能設計のお仕事をされている方
・ 温熱等級4をクリアしながら、温熱的な快適さを自社の家づくりの強みにできないでいる方
・ 2020年に省エネ基準義務化に対して、どのように経営を適応するべきか悩まれている方
・ 「高気密高断熱住宅」に興味はあるが、情報過多により全体を把握しきれず、立ち止まってしまっている方
・ 独自に高気密高断熱住宅を手掛けているが、この設計施工で本当によいのか不安を抱えている方
受講を通して得られるもの
センスや相性に頼らずとも成約率をあげるプランニング手法が身につく /同じ断熱性、気密性でもより暖かく、涼しくするための設計手法を自ら導き出せる /同じ性能を出すのにかかる費用を抑えることができ、価格競争力の向上につながる /構造も同時に検討する手法を習得し、構造強度のアップと材積の削減を達成することができる /圧倒的に競合負けを減らすための太陽に素直なプレゼン手法を身につけることができる
講師からのメッセージ
断熱に関しては最低基準が定められます。大半の住宅に太陽光パネルが載せられるようにもなるでしょう。そんな中で、本当に住宅会社の腕の差が問われるのは同じ費用の中で、暖房する前の時点でどれだけ暖かくできるのか?冷房する前の時点でどれだけ涼しくできるのかということに集約されます。これを実現するには「太陽に素直な設計」が不可欠です。夏至と冬至の太陽高度を書くだけで「パッシブデザイン」と称する事例が多数見受けられますが、実際の物件では方位も振っています。またお施主様の要望、近隣の状況も千差万別です。またオープンなプランにしながら構造の安全性も担保する必要があります。このように複雑に入り組んだ条件を複合的に検討しながらプランを考えていく実践的な手法を学んでいく予定です。
講師プロフィール
松尾和也 Matsuo Kazuya
1975年 兵庫県生まれ。1994年 加古川東高校卒業。1998年 九州大学建築学科卒業(熱環境工学専攻)。1998年 エスバイエル、瀬戸本淳建築研究室、プレストに勤務
2003年 松尾設計室に入社し、現在にいたる。2005年「野口の家」で建築環境省エネルギー機構・サスティナブル住宅賞。
http://www.matsuosekkei.com
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。