石綿による健康障害について、厚生労働省は、同省が7月29日に石綿ばく露作業による肺がんや中皮腫の労災認定を受けた労働者が所属していた事業所の情報について公表したことに伴い、同省や全国の都道府県労働局・労働基準監督署に対して、労働者や周辺住民、一般住民などから7月30日からの6日間で合計で3055件の相談が寄せられた、と発表した。
公表直後の7月30日から31日に厚生労働省に臨時に設置された電話相談窓口に対し368件の相談や照会が寄せられたほか、8月1日から4日の間、厚生労働省に対し295件、都道府県労働局や労働基準監督署に対し2392件の相談や照会が寄せられた。
主な相談内容としては、発病した疾病についての労災認定の可能性や労災手続方法、過去の石綿作業従事による健康障害への不安を訴える相談等のほか、住宅に使用されている建築材料等に含まれる石綿の危険性についての問合せが多数あった。
厚生労働省における電話照会先は、労災補償部補償課職業病認定対策室03-3502-6750、03-3502-0876
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