東急ホームズ(東京都渋谷区)はこのほど、震度7級(兵庫県南部地震や東北地方太平洋沖地震等で観測された、「震度7」の地震動程度)の地震に備える耐震性能を持つ『スーパー耐震システム』を現行の耐震リフォーム商品にラインアップした。震度7の地震が連続して発生した熊本地震の経験から設定したもので、東京都市大学、東急不動産次世代技術センターとの三者による共同研究の成果を反映した。
『スーパー耐震システム』は、有筋基礎と柱を接合する耐震金物(ホールダウン金物)による補強と、筋かいと合板等による壁の補強で、改修における耐震基準の1.5倍の耐震強度を確保する。また、地震の揺れを吸収する「制震ダンパー」を設置して建物へのダメージを軽減する。価格は、現行商品の標準仕様に約2万円/坪の追加費用で採用可能。
同社の主力商品「住まいまるごと再生システム」では、震度6強の地震でも一応倒壊しないとされる耐震強度と、揺れによる建物へのダメージを軽減する「制震装置」を合わせた耐震システムを標準搭載しているが、今回、これに加えて『スーパー耐震システム』をラインアップし、客の要望により選択可能なものとした。
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