マンション相場情報サイトを運営するマンションマーケット(東京都千代田区)は7月27日、同社が運営する住宅系ニュースサイト「マンションサプリ」で既婚男女338名を対象に実施した「物件選びに関するアンケート調査」の結果を発表した。物件選びのポイントに関して、「持ち家派」と「賃貸派」に分けて比較しランキングにまとめ、両者の間の意識の違いをまとめたもの。
「物件選びの際、最も重視したポイント」についての質問で、持ち家派の回答は「最寄り駅からの所要時間」が27.2%で最も多く、2位の「価格」(21.8%)と合わせて半数の比率を占めた。また、「面積・広さ」が6.7%で5位にランクインしており、長期間住むことを前提とした持ち家派特有の傾向が読み取れた。
賃貸派も、1位と2位は「最寄り駅からの所要時間」(21.4%)、「価格」(17.1%)だった。一方、3位の「通勤・通学手段や所要時間」が15.5%と高い比率を占めており、持ち家派の6.7%と比べると、交通の利便性を重視している様子が窺えた。
「実際に住み始めて気になるポイント」についての質問では、持ち家派も賃貸派も「特にない」が最多で、回答の4分の1を占めた。持ち家派の回答では、「周辺施設」が15.2%で2位に入り、賃貸派の「周辺施設」9.1%に比べて比率が高かった。そのほか、「面積・広さ」(13.3%)や「自然環境」(5.3%)などが上位に入り、住環境への関心の高さが読み取れた。
一方、賃貸派は「最寄り駅からの所要時間」が11.2%で2位となったが、5位に入った「築年数」(7.5%)と比べて、回答の比率はそれほど大きな差が見られなかった。
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