建設・不動産関連の資格取得スクール「総合資格学院」を運営する総合資格(東京都新宿区)は、7月22日に合格発表された2016年度の1級建築施工管理技術検定学科試験についての分析を発表した。
今年の学科試験受験者数は2万5639名で、2015年度から187名増加した。合格者数は前年比1572名増加の1万2675名、合格率は前年比5.8ポイント増の49.4%となり、各項目とも対前年比プラスとなった。
これらの結果について、同社は「現在、国策として『建設労働者確保育成助成金の運用』や『受験資格の緩和』等、担い手確保を目的とした各種支援制度が実施されており、『受験者数の増加』や『合格者年齢の上昇』といった形で徐々に実を結び始めている結果」「これまで受験資格を有しながら、資格を保有していない層に対して、企業が資格取得を後押ししている事が一つの要因」と分析。その上で「今後もこうした受験者数の増加および合格者年齢の上昇傾向は続く」との見方を示した。
今回の試験で、総合資格学院の基準達成現役受講生の合格率は94.3%だった。今後は、実地試験受験に向けて、「1級建築施工管理実地講座」他、各種試験対策講座を順次開講する。
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