矢野経済研究所(東京都中野区)はこのほど、国内のガーデニング市場に関する調査を実施した。それによると、2015年度の市場規模は、前年度比0.8%増の2250億円だった。中高年層や若年層のあいだで農業に対する関心が高まっており、都市部を中心に市民農園や貸し農園の開園が引き続き増加するなど、家庭菜園が市場を牽引する見通し。2016年度の市場規模は、0.2%増の2255億円と堅調な推移を予測する。
また、2015年度の国内の家庭菜園向け野菜苗・果樹苗市場規模は、前年度比2.6%増の157億円だった。キッチン菜園を始める20歳代の若年層が増加するなど、家庭菜園は若年層から中高年、性別に関係なく幅広い層が新たに参加しており、市場拡大を支えている。今後も、引き続き消費者の健康志向や食への安全志向を背景に、市場は拡大する見通し。2016年度の市場規模は0.6%増の158億円を予測する。
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