インテグラル(茨城県つくば市)は7月25日、熊本地震による木造住宅などの竣工年代別の被害状況と特徴の分析を目的として、熊本県益城町を中心に実施した現地調査の結果をまとめた「倒壊分析マップ」に、同町辻の城地区を追加したと発表した。
倒壊分析マップは、地区全体の被害状況や倒壊率を概観でき、被害を受けた建物の写真を確認することができるもの。また、一部の建物ではGoogleストリートビューを用いて、地震発生前の状態を確認できる。
また、同社は同マップの提供について、建築士会、建築士事務所協会、大学等の教育機関、自治体等による非営利の利用に対して、今後も継続的に閲覧できるよう対応することを決めた。当初は被災者への配慮を重んじ、期間限定での公開を予定していたが、木造建築に係わる技術者や研究者から公開と同時に多くの反響を得たことから今回の対応を決めた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。