アキュラホーム(東京都新宿区)は7月22日、埼玉県熊谷市のアキュラホーム埼玉北支店オフィス棟「住まいと暮らしサロン」が竣工したと発表した。同オフィス棟は、構造・設計が東京大学大学院木質材料学研究室教授の稲山正弘氏、設計・監理が河野泰治アトリエ主宰の河野泰治氏の監修によるもの。構造体をかねた天井は高さ9mの吹き抜け大空間をつくり出す「シザーストラスアーチ」の3階建てアーチ棟と2階建てオフィス棟からなる中規模木造建築物となっている。
同社は今回の取り組みで、これまで積み重ねてきた経験から、構造、設計、監理、施工、技術などのプロフェッショナルを最適な形でコーディネート。さらに一般流通構造材料と住宅用木材プレカット加工技術を採用するなどコストを格段に抑えることで、普及価格帯での建築について確認した。通常では坪単価がおよそ120万円かかるところ、それを下回る坪単価を実現。今後はさらにコストダウンを進めて坪単価80万円の実現を目指す。
「住まいと暮らしサロン」は、全国展開の拠点としての支店の機能のほか、ソフト面では顧客・地域住民に対して家守り・まち守りの拠点などの新たな役割を担うものを目指す。
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