三和建設(大阪市淀川区)は、従業員により良い労働環境を提供し、モチベーションおよび生産性の向上に結びつけるため、夏場に過酷な労働環境にさらされる工事現場を対象に、休憩時の「水シャン(水でシャンプーをすること)」を奨励する実験的な取組みを開始する。
熱中症対策の一環として行うもので、一部の工事現場に併設する事務所にシャンプーを設置し、昼間の休憩時間に「水シャン」を奨励する。また、長時間のヘルメット着用による汗やムレは、髪や頭皮への負担となることから、ユニリーバ・ジャパンが提案する世界初の取り組みである「着帽手当」を6月に導入し、工事現場に従事する社員および作業員に対して頭皮をケアするシャンプーを配布している。
厚生労働省の調べによると、過去5年間での業種別の熱中症による死傷者数は、建設業が最も多く、製造業と合わせて全体の半分を占める。
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