大和ハウス工業(大阪市北区)と大和ハウスグループのコスモスイニシア(東京都港区)、住友林業(東京都千代田区)の3社は7月1日、オーストラリアのシドニー近郊で、現地の不動産投資管理会社EG Funds Management Pty Ltd(EGファンドマネジメント社)と共同で展開する複合開発プロジェクト「ドゥルモインプロジェクト」(仮称)を開始した。
分譲マンション、商業施設、オフィスからなるプロジェクトで、3社が日本で培ってきたノウハウや技術を活かして展開する。同地で先行して開発している「フラワー・ミル・オブ・サマーヒル・プロジェクト」とあわせて、豪州での不動産開発事業のノウハウを取得し、今後の事業展開につなげる。
分譲マンションの総戸数は164戸、1戸あたりの販売面積は50m2台~118m2台(平均74m2)。販売価格は、1ベッドが67万豪ドル~、2ベッドが87万豪ドル~、3ベッドが137万5000豪ドル~。着工は今年10月、竣工は2018年6月予定。総事業費は約129億円。
建設地のニュー・サウス・ウェールズ州シドニーは、豪州経済・文化の中心地であり、人口467万人の州都所在地。人口面では安定的な出生率と海外からの移住者の増加により、2021年に506万人まで増加すると予測される。「ドゥルモインプロジェクト」は、三方向を湾に囲まれ、シドニー周辺で人気のある水辺の眺望に優れた立地に展開。シドニー中心部まで約5kmの位置にある。
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