カナメ(栃木県宇都宮市)は、軽量・高耐久のチタン瓦を使用した、浅草寺(東京都台東区)の五重塔屋根葺き替え工事を開始したと発表した。清水建設による設計・施工のもと、カナメがチタン屋根工事を行う。
浅草寺宝蔵門(2007年完工)、本堂(2010年完工)の屋根工事で実績のある「チタン カナメ段付本瓦葺き」を採用。屋根材にチタンを使用すると、酸性雨や潮風などの影響をほとんど受けないため、長年にわたり美しさを保つことが可能となる。
また、過去の屋根工事でも瓦屋根特有の「色むら」を再現するため、素材色に濃淡違いを3種類用意しランダムに配置していたが、今回はチタン材により「いぶし瓦」に近づける改良を施し、美を追究する工事となっている。
完工予定は2017年4月。
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